NEWS
-
クラフトテーマ「バタフライ」『CROSSOUT』の公式コミュニティで行われたコンテストに出展された、鉄のバタフライのコレクションをご紹介いたします! バタフライ1 作者のコメント:「世界の終わりを生き残った貴重な蝶であり、いつか全てが元通りになると言う希望を象徴している蝶として 保護されています。」 バタフライ2 作者のコメント:「大災害が起こった時に、遺伝子変化が影響を及ぼしたのは人間だけではありませんでした。 幸運にもこの厄災から生き残った他の哺乳類や昆虫達も、『CROSSOUT』に「順応」した生物なのです。 私が遠征調査で発見した最も興味深い突然変異体の1つをこの写真でご覧いただくことができます。 当時ドーンチルドレンと働いていたことを思い出しますね…。」 バタフライ3 作者のコメント:「スマイリーバタフライ」 バタフライ4 バタフライ5 バタフライ6 作者のコメント:「大災害後、混沌と過酷な自然環境の中で、世界に残った美しさはほんのわずかでした。ほとんどの動物や、植物、 昆虫達は絶滅し、生き残った物たちは全て変異してしまいました。しかし、この様な世界にもまだ、美を楽しむことができる 人々が残っており、彼らはスクラップから過去に存在した自然を作り上げました。」 バタフライ7 バタフライ8 作者のコメント:「鱗翅類のモンスターが地球の最深部から突如出現しました。見た目は普通の蝶となんら変わりはありませんが、 持っている力は計り知れません。この蝶の体重は数トンもの重さであり、その羽ばたきにより森や山を簡単に吹き飛ばしてしまうほど 強力なため、ラテン語で「死を誘う者」という意味を持つ「フェレンス・モーテム」という名がふさわしいでしょう。彼女の同類である 巨大な蝶は「モスラ」と呼ばれていますが、フェレンス・モーテムは「混沌」をもたらし、モスラは「生命」を象徴するため、 この蝶達が共存することはまずないでしょう。そして、この両者が海を越えて対峙した時、現在サハラ砂漠が位置する場所で、 激しい戦いが始まりました。戦いは数日間繰り広げられ、最終的にフェレンス・モーテムは倒されましたが、 海には壮絶な戦いの爪痕が残り、そこから砂漠が誕生しました。フェレンス・モーテムとモスラが発生させた砂漠に、 フェレンス・モーテムは堕ち、彼女の身体は砂漠の砂に飲まれていきました。その後、「モスラ」はインファント島から姿を消し、 その後誰もその姿を見ることはありませんでした、2019年までは。」 バタフライ9 作者のコメント:「烈火の飛行生物。腕の立つハンターは、先を見通し、敵をおびき寄せながら、荒野の陽の当たる丘で 日光に当たることを楽しみ、大災害後に発生した特別な植物から収集した花粉で敵に毒を浴びせます。 また、特別な変異体のおかげで、ジェットモジュールを使用して瞬く間に敵を急襲することもできます!」 バタフライ10 『CROSSOUT』のニュースをチェックして、次回のクラフトコンテストに関する記事を見逃さないようにしましょう! 2018/11/20 06:10
-
ホバーのメカニクスの改良について生存者の諸君!今回は、ホバーメカニクスの改良についての更新情報をご紹介したいと思います。 『CROSSOUT』チームは戦闘データを分析し、皆様から寄せられた多数のご意見を考慮に入れた上で、 ホバー改良の次のステップに移りたいと思います。 4基以上のホバーを搭載すると、各ホバーのパワーが著しく減少する制限を外す予定です。 この制限を外すことにより、より多くのホバーを装甲車両に搭載できるようになります。 他の全ての駆動部パーツと同様に、搭載されたホバーの数に応じ、キャビンのパワーが一定の値減少します。 より多くのホバーを搭載すればするほど、使用している装甲車両が走行不能になるリスクを下げることができますが、 同時に、パワーの減少や、結果的に生じる加速度の減少がより顕著になります。 しかし、よりパワーのあるキャビンや、パワーを大幅に増加させるエンジンを搭載することで、 これらの欠点を補うことができます。 また、ホバーを搭載した装甲車両の能力は使用したキャビンのパワーに直接左右されることに注意してください。 前回のホバーの改良計画については、こちらの記事をご覧ください。 前回からの改良点について データの分析後、前回の計画時では、各ホバーのパワーが必要以上に減少されていたことに気付きました。 現在計画している改良版のホバーでは、ホバー「イカロスⅣ」はキャビンパワーを7%減少し、 ホバー「イカロスⅦ」はキャビンパワーを3%減少します。 また、ホバーのパワーを、キャビンパワーの新たな減少値に合わせるために調整しました。 ホバー「イカロスⅣ」とホバー「イカロスⅦ」の重量増加と耐久性変更は前回のお知らせから変更する予定はありません。 それでは、前回の記事からどのような改良を計画しているのか見ていきましょう: ● 搭載された各ホバー「イカロスⅦ」のキャビンパワーを、8%ではなく3%に減少。 ● 搭載された各ホバー「イカロスⅣ」のキャビンパワーを、14%ではなく7%に減少。 ● ホバー自体のパワーを、キャビンパワーの改良された減少値に合わせるために調整しました。 改良されたホバーを装甲車両に搭載し、異なったキャビンやエンジン、 PS値と組み合わせて色々な装甲車両をビルドすることを楽しみにしていてください。 また、低パワーで低PS値のキャビンの装甲車両と、高PS値で強力なエンジンが搭載された車両をそれぞれ試し、 結果を比較してみることもおすすめです。 注意:この記事で紹介する計画は準備段階にあるため、新しい機能の作業の過程において変更されることもあり、 ゲーム内に実装されない場合もあります。 2018/11/16 21:35
-
『CROSSOUT』にタイユーザーが参加!生存者諸君! これまでタイで行われていた『CROSSOUT』のCBTが完了し、 タイのプレイヤーがグローバルサーバーにいる生存者諸君とのバトルに参加することができるようになりました! 今回のお知らせができ、喜ばしく思います。 今回の変更により、ゲームサーバーの設定や、ネット接続の変更は必要ありません。 荒野での次回のバトルのご武運をお祈りします! 2018/11/16 02:20
-
「エンジニアの作業台」レンタル費用無料の終了!生存者の諸君! 本日をもって「エンジニアのプレス機」の無料レンタルが終了しました。 必要なパーツすべてを製造する時間が無かった皆様、諦めないでください! アイビーは今回の結果を評価し、今後エンジニア達が再び生存者諸君の意向に応じる可能性もあります。 2018/11/15 15:57
-
オズワルドオーディオログBR-056 作成者:ロックシティーを監視していた死にゆく星の教団メンバー 声の主:オズワルド(無名のライダー) ステータス:死にゆく星の教団の公文書から転送された個人用のもの 生きて脱出できるなんて思ったか? 逃げようと考えているものなら、塔の周りで俺のかわいい部下たちがお前を待ってるぜ。 たった1歩でお前の脚とお別れすることになるぞ! お前らはみんな同じだ、手を汚して取り分を得ようとする! 俺の弟がこんなことするなんて、思いもしなかった。 弟が自分自身で来ると思っていた。だが違った!… 満足か?俺の弟がお前に俺のことは何も心配することはないと言ったんだろ? そんな訳があるか、この裏切り者め! おい、寝るな!お前の命は後もう少ししか残っていないぞ。 だから少なくともお前の雇い主の話を聞け。 あいつは、自分は苦悩に満ちた天使で、俺は獣で殺人者だとお前に言っただろうがな! あいつは子供の頃から、愛、注目、天賦の才、全てを持っている! あいつが成長してからも、一生涯、すべてにおいて俺に勝ろうとしてきた。 あの卑劣な奴は、もう1度そのことを俺に思い出させたんだ! 俺はまだ自分の粘土の人形を覚えている。 粘土の人形用の棚があったんだが、奴は俺の人形で、胸糞悪い客を楽しませるのが格好良いと思っていた。 奴は俺が6か月かけた作品を奪い、全部丸めやがった! 聞こえるぞ…違う、違う!…それを俺の…俺がやったんだ… そんなことどうでもいいだろ、なあ? あいつはあいつで当然の報いを受け、お前はお前自身に相応しい報いを受けるんだ! 彼女の死は俺のせいじゃない、いいな?! そうだ、俺が奴の乗り物に爆弾を仕掛けたが、夕食真っ只中に爆発させるようにしたんだ! 誰もいなかったはずなんだ!彼女が中にいるだなんて事前にわかるわけないだろう! 彼女が弟と喧嘩してなければ、彼女は生きていたはずなんだ! そんな目で俺を見るな!離れていたのはちょっとだけだったんだ! あんな袋のためなんかに彼女が車に入るなんて俺は思わなかったんだ! くそっ、ドラ!俺は… 俺は彼女に死んで欲しくなかった。彼女より弟が死ねばよかったのに!… 俺が自由なのは『CROSSOUT』のおかげなんだ、わかるか? そしてお前、小汚いネズミめ、お前を殺してやる。弟の連れに地獄で挨拶するんだな!… 「オズワルド」のポートレートは現在獲得できません。 レイドバトル 「最後のコンボイ」と「チェイス」にてご確認いただけます。 2018/11/14 05:44
-
『CROSSOUT』アドベンチャーモード始動!前回の開発者ブログの冒頭部で、新しいモードで何が皆様を待ち受けているのかの概要をご紹介しました。 今回は、新モード自体とその報酬についてご紹介します。 新ゲームモードは「アドベンチャー」と呼ばれ、ゲーム内の他のモードとは大きく異なるモードとなっています。 「アドベンチャー」はマップ「血の岩」で行われます。 このマップは多数のプレイヤーの皆様がすでに「バトルロワイヤル」モードでご覧になられたかと思いますが、 このゾーンでどのように地形が変化しているのかすぐに気が付くことでしょう。 マップ「血の岩」には、新しいレイダーのアジトや、謎多き工場、その他の建物などがあります。 血の岩での生活は過酷なものであり、多くの危険を伴います。最近は特に…。 ワールドマップから「アドベンチャー」に出発することができます。 モードのアイコンを選択して、「バトルへ」のボタンをクリックしてキューに参加しましょう。 初めのストーリーミッションは、装甲車両のPSに関係なく、 ファクション「エンジニア」で名声レベルが3に達した全てのプレイヤーの皆様が利用可能です。 ストーリーを進めるごとに、装甲車両や最低レベルの条件が増加し、課される試練がより厳しいものとなっていきます。 全てのアドベンチャーは友達とプレイすることでより楽しいものとなります! マップ「血の岩」には、プレイヤー自身を含む最大4人までのグループで参加可能です。 グループメンバーと一緒に、マップで利用可能なメインストーリーアドベンチャーと サイドミッションに参加することができます。 レイダー達の力はミッション開始時に使用している装甲車両により変化するため、 ミッション中に半分のパーツを失えば、レイダー達を倒すことは困難となるでしょう。 また、与えるダメージやレイダーから受けるダメージも、プレイヤーたちのPSによって変化します。 マップで利用となる全てのミッションは3つの種類に分けることができます: ● 「覚醒」:これは、『CROSSOUT』の秘密や、 ゲームの世界観について学ぶことのできる一連の特別なミッションです。 生存者の皆様は、始まりから終わりまでのストーリー展開を一度のみ完了することができますが、 いつでも他の生存者に協力し、ストーリーミッションを手伝うことが可能です。 しかし、一度完了した各ミッションで獲得できる報酬は減少します。 ミッションはマップ上で赤く表示され、近づいた時に、赤い煙が上がります。 ● 「グループミッション」:時々、重要なイベントがマップ上で発生することがあり、 その時点でゾーン内にいる全てのプレイヤーが参加できます。 例えば、レイダーの一団がタワーを攻撃しに来た時に、1人でまたは、その時点でそのロケーションにいる他のプレイヤーと、 レイダーの襲撃からタワーを守ることができます。 このミッションを完了することで、プレイヤーの皆様は報酬を受け取ることができます。 また、この襲撃を無視し、通り過ぎることもできます。これらのミッションは、 ミッション目標の近くにいれば、自動的に受諾されます。 ミッションは自動的に発生し、マップ上のどの場所でも出現する可能性があります。 イベントの開始後は、該当のシンボルがゲーム画面に表示され、プレイヤーの皆様が向かわなければならない方角を示してくれます。 ゾーンのマップ(「Tab」キー)を開くことにより、ミッションの詳細な条件やイベントの開始時間を確認することができます。 このようなミッションはマップ上に緑で表示されます。 ● 「オフロード」(サイドミッション):このミッションを見つけることは簡単で、 光と青マーキングで表示されている場所に行くことで、ミッションの条件を確認して受諾することができます。 このミッションは自動的に開始せず、ミッション内で小さなタスクを完了する必要があります。 「オフロード」ミッションには多数の種類があり、レイダーを破壊したり、積み荷を回収したり、 他の装甲車両の偵察したりすることがあります。 特定の場合、タスクを遂行している時に全く敵に出くわすことのないものなどもあります! 今後ミッションのリストを拡大する予定です。 4人グループを作る必要は特になく、1人でプレイすることも、1人の友達ともプレイすることもできます。 ソロプレイを行った場合、血の岩で他のソロプレイしている仲間を見つけることができ、 「グループミッション」を一緒に完了することが可能です。 3種類全てのミッションを完了することで、プレイヤー皆様は名声ポイントと 特別なゲーム内通貨「彫刻された弾薬」を受け取ることができます。 また、「覚醒」ストーリーミッションを完了することで、スクラップや銅を受け取ることもできます。 作業台「エンジニアCNCマシン」を使用することにより、 弾薬や他の資源を使用して、下記のユニークな武器や装飾アイテムを生産することが可能です: ● マシンガン「M-37ピアサー」 ● マシンガン「M-38フィジェット」 ● マシンガン「M-39インプ」 ● レア度「エピック」装飾「スチールモーホーク」 ● レア度「エピック」装飾「ヴィネトウ」 ● レア度「エピック」装飾「チンガチグック」 ● レア度「レア」ステッカー「コンドル」 ● レア度「レア」ステッカー「ピンクッション」 ● レア度「エピック」ステッカー「スタビングウェポン」 ● レア度「エピック」ステッカー「ビッグスコア」 これはリストの初期段階であり、弾薬や他の資源を使用することで生産できるパーツや 装飾アイテムの種類を今後拡大する予定です。 ロケーションを移動している時、他の生存者が残した資源に出くわすことがあります。 遠慮しないで、取れるものならなんでも取っていきましょう! しかし、そう簡単に資源を一つの貯蔵庫から他の貯蔵庫に移させてはくれません! 血の岩では、道に迷った旅人を度々襲う強盗や、敵意を持ったレイダーに気を付けなければなりません。 ミッションはいつでも中断し、ガレージに戻ることができます。他の装甲車両をビルドして、 「アドベンチャー」に戻ることで、前回中断したストーリー内の同じミッションを開始することができます。 戻るためには、赤で強調されたミッションをマップ上で見つけ、そこへ進んでください。 皆様が抱いている質問の答えを見つけるため、血の岩での旅を続ける必要があります。 助けを借りるために友達を招待し、ストーリーを続けるには、プレイヤーの皆様が ストーリーミッションを自分で受諾しなければなりません。 グループは、ミッションを受諾した生存者のアドベンチャーの進行状況が反映されることを覚えておいてください。 また、グループの各プレイヤーはストーリー内で異なった進行状況にいることがあります。 残念ながら、現在全てのプレイヤーの皆様にアドベンチャーを楽しんでいただく用意ができていません。 新しいモードはとても複雑で、追加のクローズド・テストが必要となります。テストに参加するためには、 特別な早期アクセス権が必要となります。 また、このモードのクローズド・テスト期間中、モードでのパーツの生産は使用できません。 全てのミッションを完了したり、資源を手に入れることは可能ですが、パーツの生産はクローズド・テストが終了し、 全てのプレイヤーの皆様がこのモードをプレイできるようになった時点で同時に開始する予定です。 全ての生存者諸君は、「アドベンチャー」モードのテストの参加申請を行うことができます。 参加申請を行ったら、待機リストに掲載されますが、参加申請を行っても、 新しいモードのCBTに必ずアクセスできるわけではありません。 クローズド・テストの参加者になった場合、自動的に通知が送られます。 Gaijin.NetストアまたはPSストアで「ホールセールリコール」パックを購入することで、 すぐに早期アクセス権を獲得することができます。 パックを購入すると、「アドベンチャー」モードテストの早期アクセス権だけではなく、 ユニークな装甲車両、装飾品、キャラクターポートレートとコインも獲得できます。 注意:この記事で紹介する計画は準備段階にあるため、 新しい機能の作業の過程において変更されることもあり、ゲーム内に実装されない場合もあります。 2018/11/12 15:45
-
逃亡者手を後ろで縛られた男が椅子に座っていた。 容態が良くないように見える、服はズタボロに破け血や埃や汗で汚れきっている。 長く脂ぎった髪、泥で汚れた顔、目の下のあざ。まるで、ねじられて壊れ、捨てられた人形のようだった。 たった一つ、荒野の放浪者にそぐわないのは、やつの目だ。 会話中にふと頭を持ち上げたやつの目を見て、無意識にたじろいだ。 ほとんどが黒目の底なしの闇のような目は、言いようのない恐怖を感じた… いや、これは狂気だろうか。 ルパートは深くため息をついた。尋問なんてまともにやったことがなかったからだ。 そもそもこの居住地の保安官(この肩書はどこからきたのだろうか)という肩書は持っているが、 彼の仕事は捜査等ではない。しかし、地域の警備と緊急時の対応という義務が彼を尋問へと縛り付けた。 『CROSSOUT』以前の旧世界では、人々から必要不可欠な情報を「引き出す」方法を長年に渡り学んだ、 特別な人々によって尋問が行われていたことを、彼は知っていた。 残念なことに、ルパートの居住地にはそんなスキルを持った人間は誰もおらず、結局の所、保安官の彼の仕事なのだ。 — では、簡単な質問から始めよう。もう一度聞く。名前は? 囚人は唇をゆがめ身震いした。 — 何でオレを捕まえた?俺がお前に何をした? オレは今すぐに行かないといけないんだ。わかるか? 頼むからオレに構わないでくれ! 興奮が混じったトランプルの声が響き渡る。 ルパートは困り果てた。 このボロボロの人形のような男は、西へ5日ほど行った所にある、友好的な人々の集落をよろよろと彷徨っていた。 パトロールを見たトランプルはとっさに逃げようとした。しかし、満身創痍の彼には足を引きずることすらできず、 近づくパトロールからかれは逃げようと、道の近くにある丘を登ろうとしたが力尽き滑り落ちた。 パトロールの男によると、トランプルを車両に乗せようとした時、 彼は「やめてくれ」「殺すなら殺してくれ」と言いながら泣きわめいたそうだ。 ルパートは、パトロールの男たちがこの狂ったろくでなしを開放しても理解できた。 頭のイカれた奴らが世界中に何人放浪しているなんてことは誰が知るか? しかし集落の人々からは一週間も、何の知らせもないのだ。それどころか人間一人おらず、車すらも見当たらない。 集落と賑わう交易路があるわけでもないが、誰もいないというこの状況は、確かに何か意味があるはず。 ルパートはトランプルがなにか知っているはずだと一縷の望みをかけた。 しかし現実では、いや、厳密に言うと新世界では、望みなど裏切られるものである。 トランプルは暫くの間、居住地の狂悪犯用の監房として使用されていた、錆びたコンテナの角に隠れていた。 ただ座り、風に吹かれた葉っぱのように震えて、あたかも何かを待っているかのように。 そして、彼らが悪意ある人間ではないと理解したのか、少しリラックスしたようだ。 しかし、何を話しても最後には同じ言葉を言うのである。 「行かないといけないんだ。行かせてくれ」。ルパートはこの言葉にうんざりした。 結局の所、彼はこの小さな居住地のただの保安官でしかなく、何らかの名声がある尋問官ではないのだから。 —振出しに戻るとしよう。 ルパートは慎重に言った。トランプルに口を割らせる良い方法が思い浮かばなかった彼だが、ふとアイディアが浮かんだ。 —良いか、よく聞け。お前が俺の質問にきちんと答えて、居住地で何を見たか吐かないかぎり、どこにも行かせない。絶対にだ。 お前を監獄に入れ、この荒廃した世界が旧世界のように復活するまで、その中で延々と座り続けることになるぞ。 それを聞いて、椅子から転げ落ちそうになるトランプル。 彼は再び震えだし、慌てた様子で周囲を見回し、立ち上がろうとした。 しかし、プラスチックの紐で両手を椅子に結ばれていたことを忘れていた。 今まで以上の狂気がトランプルの目に満ち、そして彼は話し始めた。 —そんなに知りたいのか?わかった、話す、話すさ。 —それで、名前は・・・? —俺の名前はどうでもいい!聞け、保安官、聞いてくれ。奴らは隣人のところへやってきた。コレクターだ。 —コレクターだな、わかった。それで奴らは何を集めるんだ? —人だ。奴らは夜にやって来て、居住地を囲むんだ。抵抗しようとする人は、その場で殺された。 そして奴らはトラックの中に人々を引きずり込み始めたんだ。それから、連れ去られた人々は……何もかも失ったんだ! 抜け殻、人形、虚無!動き、歩き、息をし、食べる、でもこの抜け殻には人間の何もかもが残ってなかったんだ。 わかるか?!全員だ!全ての住人はただの何も考えられない人形になっちまったんだ!そのまま彼らは全員連れ去られた! ルパートは彼の一言一言にうんざりし、この男が狂っていることに気づいた。 — ああ、わかったよ。つまりコレクターたちは人々を連れ去り、そして・・・人形に変えた、そうだろ? — そうだ! — じゃあ、君はどうやって逃れたんだ? この拘束者は、プラスチック製の拘束バンドが許す限り、椅子の上で前かがみになった。 — オレは腰抜けだ。走ったんだ。奴らがオレの家に来た時、隠れた。妻や娘を連れ去るのを聞いた。叫ぶのも聞いた。 そして、オレは奴らを見たんだ!オレがお前を見ているように、奴らを見た!オレは何もない場所にいたかのように、 あたかも存在していなかったかのように、奴らはオレを認識せず、気づかなかった! 奴らは顔に何の表情も浮かべず、愚かな動物のように手探りだった!オレは奴らに向かって叫び、奴らを呼んだ! — それで、何が起こったんだ? — コレクターたちがバンに全員を乗せた後、彼らの存在はなくなったようだった。彼らはただ・・・忘れられたんだ。 人々を抜け殻に変えたそれらは、その場所に立っていた、何もせずに。 そして・・・そして何かが起こったんだ、何も見えていないが。誰かが誤って誰かを殴り、人々は叫び始めた。 ケンカが始まったんだ、完璧な「ブロウル」さ。口から泡を吐きながらお互いにぶつかり、お互いに細かく裂き始めたんだ。 ルパートはため息をついた。すべてが出まかせのように聞こえ始めた。 —それで、どれくらい続いたんだ? すると拘束者は床に固定された椅子の金属でできた脚と共に飛び上がり、壊した。 トランプルは彼の頭でルパートの腹を打つほど近づいたが、保安官は身をかわし、その狂人は床に倒れた。 そして倒れた場所から叫び続けた。 — 奴らのほとんどが死ぬまで!生き残った人々が逃げ、錆びたギアのようにわめく!奴らは同時に笑い、泣いていた! 保安官は、拘束者のゆがんだ顔を恐ろしそうに見つめ、彼が叫ぶたびに口から唾液が飛び出すのを見た。 「トランプルは完全にいかれてしまった。あと少ししたら、コイツの口は泡を吹き始めるだろう」と、彼は遅ればせながら思った。 ルパートは守衛を呼び、拘束者は独房へと引きずられていった。保安官の代理人が部屋に入ってきた。 —それで、彼は話したのか? 居住地の自衛軍の代表はいら立ちをぶつけた。 — サイコめ。知性や魂を盗む一部のコレクターについて話した・・・。狂人だ。 しかし、一週間も周辺からの便りがない。明日、車両を準備する。行って調べてみよう。 代理人は頷いた。 *** その夜は風が強かった。居住地を取り巻く丘陵地帯により熱せられた風に伴い砂が吹き荒れ、パラパラと舞った。 このシフトに任命された欠片の石で出来た壁上の衛兵は、運命を呪うことしかできなかった。 西からきた車両はほとんど音を立てなかった。貨物室に何でも隠すことが出来そうな巨大バンだ。 それらは異常で、奇妙で、車体の異なる形や外殻などの、ほとんどの部品が荒野で見られるものとは異なっていた。 まるで人間の手によって作られた車両ではないかのように・・・もしくは人間とは呼べないものに。 新世界の通常の車両と比較すると、それらは何かが完全に異質なものを装備していた。 衛兵たちは何が直撃したのかさえ分からなかった。 消音の銃撃で、うめき声が消された、誰も壁にある警報を鳴らすことができなかった。 コレクターのバンが近づいてきていた。 トランプルは古い海軍のコンテナから独房の中に急いで入った。 尋問中に何とかしてワイヤーの一部を盗み、即興で作ったロックピックで必死に鍵を開けようとした。 彼は、コレクターが近づいているのを感じていた。ヤツらが来ている。すぐそこまで。 そのため、彼は逃げなければならなかった。素早く、そして静かに、前みたいに。 この居住地が、しばらくコレクターを足止めできることだろう。 朝までには、ここにいるすべての者が抜け殻となるだろう。そして彼は遠くに行くのだ。 鍵がカチッとなり、独房が開いた。 彼は、コレクターが近づいているのを感じていた。ヤツらが来ている。すぐそこまで。 居住地の門はコレクターのバンの衝撃により崩壊してしまった。 彼は、コレクターが近づいているのを感じていた。ヤツらが来ている。すぐそこまで。 トランプルは音のほうに目を向け、素早く立ち去った。 2018/11/09 16:30
-
「エンジニアの作業台」レンタル費用無料!【11/8更新】生存者の諸君!私達は新規プレイヤーや、パーツを改造することが大好きな諸君に良いニュースを届けられることをとても嬉しく思います! エンジニア達は回りくどい待ち時間を簡単にし、レア度「レア」のパーツを製造する作業台に、制限なく自由にアクセス出来るようにしました。このイベント期間中は、「エンジニアの作業台」のレンタル費用は完全に無料となります!依頼された生産物を途切れること無く生産するために、ファクション全体が一丸となって作業依頼に対応してるので、行列ができることもないでしょう!是非この素晴らしいオファーを忘れずにご利用ください! この企画は2018年10月31日までの開催となります。 期間延長!この企画は2018年11月12日までの開催となります! 注意!以前に作業台を借りて、まだ使い切っていないレンタルした作業台がある場合、この特別イベントが終わった際に使用可能になります。 2018/11/08 16:50
-
奇怪な知らせ奇怪な知らせが荒野から届いています。荒野の全ての人達がそのことについて噂しています。 ギャングの調査団は、私達もすでに知っているように、『CROSSOUT』の世界が変化しているという恐ろしい証拠を発見しました。 とてもゆっくりと静かに、世界の誰も知らない忘れ去られた土地でしか、知らされていない結果が伴う奇怪な事象が発生しています。 ここのところ、ブラッドロックスにある街はずれの植民地が1つ、また1つと消息を絶っています。 もちろん、活き活きしている人々、資源、力と支配の中心からかけはなれた未開拓の土地のことなんて誰が気にするでしょうか? しかし、消息を絶つ植民地の数がこのまま毎月増加し続ければ、一番頭の悪いレイダーでさえ疑い始めるかもしれません。 また、もし知らされているこの土地の外れで起こった顛末を調査をするために送られた単独の調査団が跡形もなく消えたとなれば、 人々の懸念はより大きなものとなることでしょう。 初めに警告を発したのはエンジニア達であり、荒野で何が起きているかについての情報をすべて収集することを目指しています。 このコミュニティはいつも彼らが手を差し伸べることができる全ての人々を助けることを願っています。 彼らは状況を慎重に調査しようとしましたが、しかし一番良かった結果は、調査団が帰還し、全ての住民の家は空っぽで、 多数の貴重品は残されたまま、戦った形跡も無かったという報告だけでした。 新しいレイダーの一味がこの奇怪な出来事の原因となっているという推測も立証されませんでした。 その一方で、外れに住んでいるギャング達の数はまるで誰かが仕組んだかのように、目に見えるほど少なくなっていきました。 エンジニア達は他のファクションと話そうと試みましたが、彼らの過去の関係のせいで、建設的な対話をすることを拒まれました。 せいぜい無視されるか、最悪の場合、最近流行っている呪いのように追い払われました。 消息を絶った植民地で何が起こっているのを突き止め、どれだけ危険なものであるかということを理解するために、 エンジニア達は単独で行動を取ることを決定しました。しかし問題はまだ、雷雲のように地平線をゆっくりと漂っているままです。 エンジニアは自分たちだけでは何も出来なく、長期間偵察に適切な人材が不足していることに長い間悩まされました。 状況は悪くなる一方であり、その状況から抜け出す手立てもありませんでした。 しばらくして、ボロボロで汚れた男が荒野にあるエンジニアの基地にやってきました。全ての音に身を震えていましたが、 疲れすぎている上、完全に衰弱しきっているため、キャンプからそれほど遠くない場所で倒れました。 エンジニア達は誰にでも手を差し伸べるので、彼らはこの放浪者を救助しようと試みました。 目覚めてすぐに、放浪者は立ち上がろうとしましたが、疲れ切ってしまっているため、立ち上がれませんでした。 エンジニアの戦士達が彼の周りに立って、一斉に彼のことを見ていたため、この放浪者は怯え、狂気にかられてこう言いました: — 奴らが私を狙っている。私たち全員を狙っている。今すぐに逃げなければならない! その後、放浪者は意識をまた失いました。後で判明したことは、彼は消息を絶った居住区の出身であるということでした。 2018/11/07 22:20
-
装甲車両「ブーリー」のサウンド収録の紹介こんにちは、生存者の諸君! ハマー・ティムはユニークなキャビン「フェイヴァリット」の周辺で組み立てられた 彼の「ブーリー」に乗って、数日間荒野を放浪しています。 今回私達は、このキャビンのサウンド収録の詳細をご紹介したいと思います。 開発の最初段階で、私達はゲーム内において装甲車両を出来るだけ本物に近付けようとしていました。 覚えているかもしれませんが、アップデート0.9.60の一部で、『CROSSOUT』は新しいサウンドエンジンに切り替え、 ゲーム内のエンジン音は完全に改良されました。 「ブーリー」のサウンド収録しているとき、私たちは伝統を守ることを決め、 私たちに力を貸してくれる運転手を探し始めました。 ほとんど間を置かずに反応があり、Vitalyに連絡を取り、その翌日にサウンド収録を開始しました! 下記で細部まで録音過程を見ることが出来ます。 Vitalyの協力に感謝します。 またゲームの設定で、いつでも、キャビンの音と装甲車両のエンジン音を切り替えることができるのを忘れないでください。 音という私たちのゲームにとって重要な要素に関しては、これからも一層取り組むつもりです。 また、パッチノートから今後の変更点の詳細を見ることができます! 2018/11/07 00:01