NEWS
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クランへ予定されているバランス変更(Part.2)
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新PvPマップ「軌道ステーション」
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『CROSSOUT』の新シーズン(Part.3)
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新ファクション「ハイパーボリア」PART 3
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新ファクション「ハイパーボリア」PART 2開発ブログの第一弾はこちらからご覧いただけます。生存者諸君、こんにちは!引き続き、新たなファクション「ハイパーボリア」の渓谷への到着に備え、新たに登場するパーツをご紹介します!今回は、新しい無限軌道にレア度レジェンダリーのマシンガン、そしていくつかの外装パーツについてお話しします。「開発ブログ」でご紹介するすべての新機能は準備段階にあるため、最終的にゲーム内にリリースされる前に変更される、またはリリースされない可能性があります。これは、新パーツの特別な機能に関する情報だけでなく、パーツの外観にも当てはまります。無限軌道「スレイプニル」一見「強化型クローラー」のような外観をしていますが、独自の機能を備えた、非常に興味深い新しいシャーシです。まず、ロードクリアランスが延長されたことから、クロスカントリー能力が向上しています。フレームですべてを隠すことを好み、激しいバトル中に突出したモジュールなどのパーツが地形にスタックするのは避けたいという方には、特にお勧めのアイテムです。また、同等に重要な特徴として、火炎ダメージに対する耐性が向上していることが挙げられます(通常の強化型クローラーが有する耐久力の2.5倍)。火炎放射器や「焼却炉」、「マンドレイク」または「ヤマアラシ」による炎ダメージなど、このパーツは危険なエリアを走り抜けるのに十分な耐久性を持ち、操縦不能になる心配はありません。「強化型クローラー」との違いとして特筆すべきは、「スレイプニル」は速度がやや速くなっているものの、積載量と耐久値が下がっていることです。 また、同じく重量も減少しています。ハイパーボリアのエンジニアたちは、クロスカントリー能力が向上した、この優れた無限軌道の試作品を製作しました。皆様も、まもなく試すことができるようになります。レア度レジェンダリーのマシンガン「ノーソン」この新しいマシンガンを構成する形状は、既にこれまでのものとは一線を画しています。底面が僅かに拡大された細長いモデルを有する「ノーソン」は、軸を中心として自由にバレルを回転させることが可能です。 すでにお馴染みの「アスペクト」や「アドボケイト」と比較すると、「ノーソン」のパラメータは何一つ劣っている点がなく、圧倒的な精度の高さを誇っていることが一目瞭然です。発射するごとに拡散が大きくなるという、お馴染みのメカニクスが適用されているこの武器を扱うには、相応のスキルが必須となります。また、その特徴として、完全にオーバーヒートしてクールダウンした後の最初の5発には100%のダメージボーナスが付与されます。開発者のアドバイス:このマシンガンを注意深くご覧ください。レア度エピックの新しいキャビン(詳細は次回の開発ブログで発表予定)とクーラーを組み合わせることで、この武器は驚くべき効果を発揮します。近くにいる対戦相手の残骸からのぼる大量の煙が、経験豊富なエンジニアの手にかけられた場合の威力を静かに物語ります。新しい外装パーツ「ハイパーボレア」の登場とともにゲームに追加される予定の外装パーツについてもご紹介します。 肩甲(左)、肩甲(右)(1x1x2)オウムガイ(左)、オウムガイ(右)(2x1x2)バルブ(6x3x2)艦橋(4x2x2)次回の開発ブログ第三弾では、「ハイパーボレア」のパーツをさらに2つと次期シーズンで実装されるカスタマイズキットを取り上げます。お見逃しなく! 2023/01/12 20:00
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新ファクション「ハイパーボリア」PART 1生存者諸君、こんにちは!銀世界が広がっている荒野で勢力を伸ばすも、皆様の中には、厳しい気性のメンバーとディーゼルパンクの美学とともに、特徴的で巨大なパーツを所有する真の「冬」を体現した北部のファクションが欠けていると感じていた方もいるかもしれません。『CROSSOUT』の次期シーズンは、まさにそのようなファクションに焦点を当てています。今回の開発ブログのシリーズでは、謎に包まれた「ハイパーボリア」が皆様にどのような新しい驚きをもたらすのかを一緒に探っていきましょう。「開発ブログ」でご紹介するすべての新機能は準備段階にあるため、最終的にゲーム内にリリースされる前に変更される、またはリリースされない可能性があります。これは、新パーツの特別な機能に関する情報だけでなく、パーツの外観にも当てはまります。レア度レジェンダリーの重量キャビン新しいファクションのキャビンの一つであり(少しだけ今後の内容のヒントです!)、ドローン、ターレット、そしてクアッドコプターを操作したい人にピッタリです。このキャビンはアクティブとパッシブの特徴で構成されています。パッシブ(常時)では、ドローン、ターレットまたはクアッドコプターの標的を指定することができます(これはドローン「アナイアレイター」のターゲット指定と似ています)。この特徴を発動させた場合、すべてのドローン、ターレット、そしてクアッドコプターのダメージが飛躍的に上昇しますが、この能力の効果時間が切れると同時にすべて破壊されます。このキャビンの形状はとても便利でさまざまな用途に最適です。奥行が8「ピン」、幅が6「ピン」そして高さが5「ピン」となります。コックピットにはドローンの発射モジュールや他の追加モジュールを搭載するための窪みがあります。また、四方にある接着面の数により、車両に装甲を取り付けることはもちろん、さらに通常とはことなるデザインを適用することもできます。何事に対しても実用的なのがハイパーボリアの特徴です。レア度レジェンダリーの軽量ジェネレータ「アポロ」に類似した新たな軽量のジェネレータを作成してほしいという皆様からの多数のご要望にお応えし、満を持して「トール」が登場します!「アポロ」と同様に、この新しいジェネレータはエネルギーに4ポイントを加えながらも、重量ジェネレータと比べ非常にコンパクトです。平面図上では、奥行きが5「ピン」、幅が4「ピン」そして高さが2「ピン」となります。この新たな軽量ジェネレータの耐久性は「アポロ」の約半分ですが、重量はほぼ三分の一となっています。これは、いままで追加のエネルギーを装備するために断念せざるを得なかった軽量装甲車両の所有者にとって、間違いなく喜ばしいことでしょう。経験豊富な生存者の皆様は、すべてがそう簡単にいくはずはない、何かしらの特別な条件があるはずだと既に感づかれていることと思います。このジェネレータの爆発は、装甲車両にとっては非常に危険で、その威力は信頼性のある「アポロ」の約2倍です。そのため、装甲下に隠す方法を熟考することをお勧めします。さもないと、皆様の愛車の破片が至る所に飛び散ることとなるでしょう。新しい外装パーツ新しいファクションの登場により、新たな外装パーツがゲームに追加されます。この開発ブログでは、巨大な金属のボンネット(6x1x3)と初となる除雪機能が付いた耐久性に優れたバンパーをご紹介します。次回の開発ブログでは、他の外装パーツの情報をお届けする予定なので、お見逃しなく!本日は以上となりますが、まだまだ興味深いニュースをたくさんご用意しています!皆様の健闘を祈っています!それでは次回の開発ブログでお会いしましょう! 2023/01/06 15:00
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『CROSSOUT』が空に進出!生存者諸君、こんにちは!日に日に新年が近づいてきているということは、まもなく記念すべきアップデートも実施されるということです。しかもなんと今回は、『CROSSOUT』に真の驚異が訪れます!「開発ブログ」でご紹介するすべての新機能は準備段階にあるため、最終的にゲーム内にリリースされる前に変更される、またはリリースされない可能性があります。多くのプレイヤーの皆様は、公式コミュニティで公開された画像を既に目にしたかと思われますが、まだご覧になっていない方のために、改めてお披露目したいと思います:さまざまな憶測や議論が飛び交いましたが、ほとんどの皆様が正しく予想されていました!もちろん現時点ではまだ、通常のミッションに地上だけでなく、空中でもバトルが繰り広げられるかについて言及することはできません。しかし、今回ブロウルに初めて「装甲航空機」が導入されることを発表します。お気に入りの装甲車両を組み立て、プロペラの助けを借りて空に飛び立つことができるようになります!予め組み立てられたビルドは存在せず、お馴染みのビルドモードを使用して組み立てることになります。空飛ぶSUVでバトルに参加したい?お好きにどうぞ!プロペラ付き戦車も飛行する軽自動やトラックも皆様の思いのままです!パワースコアを上限の10,000以内に収めれば、バトルに参加可能です。プロペラは全プレイヤーの皆様に配布され、新年のイベント期間中も使用可能になります。ブロウル「離陸開始!」は、ブロウル「スローター」でお馴染みのルールに則って行われます。2つのチームが対戦し、相手チームより早く10,000ポイントを獲得することが目標です。車両のパーツを撃ち落としたり、対戦相手を撃破したりするとポイントが加算され、リスポーンが可能です。(この動画の作成及び公開の過程でけがをした人はいません)バトルでは、好きなタイミングで車両を着陸させて地上での移動や再び飛行に切り替え、マップの状況に応じて空中及び地上を組み合わせた戦闘を展開することができます。そのため、車両には地上走行用のパーツを忘れずに装着しておきましょう!役立つ時が来るかもしれません。このモード専用に設計された、飛行用スペースが設けられた広域のマップが、このバトルの舞台となります。そのうちの2つは既にお馴染みの「東地区」と「デッドシティ」で、3つ目は長距離の空戦に最適な全く新しいロケーションの「大聖堂」です。『CROSSOUT』に、刺激的でユニークなゲームプレイと便利さを組み合わせたものを実装するために、ブロウル「離陸開始!」とニューイヤーの作業台を連動します。このブロウルでは、ニューイヤーのクラッカーを獲得し、用意されたお好きな報酬と交換することができます。また、デイリーチャレンジを完了すると、新しいテーマの装飾を獲得可能です。アップデート「離陸開始!」はまもなく実施される予定です。そしてイベント開始前には、皆様よくご存知のAlexanderとIgorによる恒例の公式ライブストリームでその全貌をお届けします。お見逃しなく! 2022/12/09 12:00
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マップ「大聖堂」のパノラマ
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アップデート「スーパーチャージド」で更新されるサウンド及び視覚効果:アートワーク&エフェクト生存者諸君、こんにちは!先日は、「Targem Engine」の現行バージョンがどのように変更されるのか、次期アップデートでどのような技術的改善が行われるのか、そしてそれがゲームの視覚面にどのような影響を与えるのかについてご紹介しました。前回の開発ブログをまだ読んでない方は、 こちらをご覧ください。ゲームの視覚効果を一新することが決まった際、エンジンに新しい技術を施すだけではなく、ゲーム全体を改善する必要があることは明確でした。このような大規模なアップデートでは、ゲーム内のあらゆる視覚面を大幅に見直すことから始まります。 ●目前にある2つの重要な課題: ●プレイヤーがバトル中に周囲で起こっていることを視覚的に認識できるように改善すること。エフェクトや視覚的な手法から戦場で何が起こっているかプレイヤーが把握できるようにするためには、視覚的要素を向上させることが不可欠でした。また、インジケーターやアイコン、その他の要素は白熱したバトルの邪魔になるため、可能であればインターフェース上からヒントの役割を減少することが必要だと考えました。つまり、プレイヤーがアイコンや他のインターフェースを常に参照することなく、戦闘で繰り広げられるすべての状況を把握できる環境を提供できることが理想でした。 ●ゲームの視覚的要素のクオリティに見合う水準まで、エフェクトをアップデートして改善すること。 上記のどちらにも、VFXアーティストをはじめとするアート部門のスペシャリスト、プログラマー、ゲームデザイナーなど、当社の多くのスペシャリストが関わっており、これまでも、そして現在も、多くの作業が行われています。また、スーパーテスターやコミュニティからのフィードバックも考慮し参考にしています。これらすべてのデータとゲームの視覚面のアップデートがどうあるべきかという独自のビジョンに基づき、下記の作業計画を作成しました。すべての新機能と変更点は、次の2種類に分かれます: ●既存のエフェクト(旧世代コンソールや比較的機能性の低いPC用を含む)に対する改善および最適化。 ●スクリーンにプレイヤーを完全に没入させるために不足していたエフェクトの作成。 新たな射撃エフェクト ゲーム内すべての武器の射撃エフェクトを作成し直しました。アップデート「スーパーチャージド」の実施後には、どの距離から射撃してもエフェクトがより鮮明になったことがお分かりいただけると思います。また、使用する武器のレア度によってエフェクトが変化するようになり、よりレアで強力な武器に持ち替えると、数値だけでなく見た目でも威力が向上しているのを戦闘中に実感していただけるでしょう。 曳光弾と投射物のエフェクト 射撃エフェクトに加えて、曳光弾や投射物のエフェクトもすべて作り直したことにより、戦闘中の操縦がより容易になります。このようなエフェクトのおかげで、ただ交戦するだけでも楽しさを感じていただけます! ヒットエフェクト また、すべての武器におけるあらゆる投射物のヒットエフェクトを更新する予定です。これにより、敵との距離が離れている場合でも、どの程度のダメージが与えられたかを把握しやすくなります。 特徴のエフェクト 現時点で、主にインターフェース上のアイコンによって管理されているもう一つの重要な要素が、この特徴のエフェクトです。 最も重要な特徴にいくつかの改善を加えて、それらの操作が画面上の視覚エフェクトにも伴うようにする予定です。 爆発と車両の破壊エフェクトの全面的な見直し 次期アップデートでは、車両の破壊エフェクトの大幅な更新を行います。また、アップデート実施後には、破壊された車両からは炎上した残骸が残されるようになります。これは、車両のキャビンとそれに接続していたいくつかのパーツで構成されます。車両のフレームには実際のモデルが適用されることになり、破壊された車両は障害物としての役割を果たすだけでなく、飛翔してくる投射物からの一時的な遮蔽物としても利用できます。破壊された車両の残骸は、戦場にリアリティを与え、どこで戦闘が起き、そしてどのような車両が破壊されたかを正確に確認することができます。 自爆に関しては、爆発寸前の車両に対して更新された視覚効果が追加されます。この変更により、神風を試みている車両は一瞬で判別可能になります。失うものがない装甲車両の生き様は、こうあるべきです! 武器とモジュールの破壊エフェクトの更新 更新された各パーツの破壊エフェクトは、好んで敵をバラバラに「解体」するプレイヤーにとって、非常に魅力的な変更になるでしょう。これまでは、戦略的に重要なモジュールの破壊を視覚することがほぼ不可能でしたが、離れた場所からも確認することができるようになります。また、これらのエフェクトは、破壊されたモジュールに応じて異なります。武器破壊エフェクトの更新により、破壊された敵の武器を素早く判別できるようになり、敵車両の他の重要なパーツに集中することができるようになります。破壊エフェクトの大きさは、破壊された武器のサイズに比例します。 移動エフェクト タイヤ、無限軌道、そしてオーガーの表面との相互作用では、走行中の地形あるいは装甲車両の状態(ドリフト、スリップ、またはブレーキ中)に適した、新しいエフェクトを追加する予定です。ホバーや機械脚にも、これらの特徴に沿ったエフェクトが追加されます。これにより、装甲車両のダイナミクスを新しい方法で体験することが可能になり、より速く、そして正確な操縦が実現します。 ゲーム内カメラ 『CROSSOUT』のオーディオ及びビジュアルの更新では、ゲーム内カメラの機能を最大限に活かすための再構成を予定しています。 ●ゲーム内オブジェクトのスケール感を改善し、装甲車両や環境オブジェクトが互いに対して不相応、または「おもちゃのように」に表示されることがあった問題を改善しました。 ●装甲車両の操作のフィードバックを改善し、画面上で起こっている事象がよりダイナミクスになります。 ●すべての変更に伴い、カメラ視点の快適性を保ちながら、旧バージョンから新バージョンへの切り替え時に起こりうる不快感をなくすよう努めています。 さまざまなオプションを試行錯誤した後、スーパーテスターからのフィードバックや、皆様から寄せられた直近のご意見を検討した結果、必要な追加設定を特定し、プログラマーが開発に着手し始めました。 次期大型アップデートに関してすでに完了している項目: ●カメラの位置を少しだけ装甲車両に近づけました。これにより、ゲーム内オブジェクトのスケール感をより体感しやすくなりました。 ●皆様の装甲車両が大きければ大きいほど、車両の下部分が「見切れて」しまっていました。そこで、カメラが映し出す装甲車両のサイズを、許容範囲内で縮小しました。この変更により、環境に対しての車両のスケール感を保ちながらも、装甲車両が画面を占拠するスペースが少なくなったため、敵の装甲車両を視認できる範囲が広がりました。 ●また、十字線の中心点を画面中央の位置に再度戻しました。カメラを高い位置に設定することで接近戦のエリアを広く確保できていましたが、有用性に欠け、活用可能な画面のスペースに大きな影響を及ぼしていました。 ●さらに、カメラの位置を車両の中心からより前方に移動させたことにより、車両操縦時の操作感を改善しました。 ●車両を操縦する際の操作感を改善するため、装甲車両が生み出す促進力に対してのカメラのレスポンスを増加しました。動き出す際に、カメラが車両の後方にしばらく位置するようになりました。ブレーキをかけた場合にカメラはしばらくの間前方に位置し、カーブした場合には僅かに曲がった方向とは逆に位置するようになりました。 ●私たちはダイナミックなFOV(field of view:視野)のパラメーターを適用したことにより、車両のスピード感や小型で速い装甲車両の視野を僅かに改善しました。 ●バトル中の利便性を向上するために、カメラをズームイン及びズームアウトする際に必要な「スクロール」に要するマウスホイールの回転数を減少しました。 今回は以上となります!アップデート「スーパーチャージド」は、もうまもなく登場します! 2022/10/18 00:00
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アップデート「スーパーチャージド」で追加される新機能TARGEM ENGINE 2.0:グローバルイルミネーション近日中にリリースされる『CROSSOUT』のアップデート「スーパーチャージド」では、レンダリングに大幅な改善を実装します。照明モデルに間接光の計算、いわゆるグローバルイルミネーション(大域照明)を追加しました。これまでは、環境からの簡略化された照明アルゴリズムをレンダリングとして使用していました。これにより、光源からの直接光が正確に考慮され、間接光はレベル上で事前に計算された拡散キューブマップを使用して大まかにモデル化されていました。パブリッシャーであるGaijin Entertainmentが使用しているDagor Engineの「拡張性のあるグローバルイルミネーション(Scalable Global Illumination)」技術の改良と実装により、間接光をより正確にシミュレートすることが可能になりました。その結果、周囲のジオメトリを考慮して間接的な光の伝播もシミュレートすることで、直接光に加えてさまざまな表面や拡張した光源 (空、光を放出及び反射する表面、巨大なオブジェクトや建物の陰影など) からの反射光および散乱光が現れるようになります。この改善により、光量の少ない場所や完全に影に覆われた場所での画質が顕著に向上し、よりボリューム感や質感が増して周囲の物体からの反射された入射光(レフ)も表現されるようになります。コンタクトシャドウとローカルリフレクショングローバルイルミネーションのシステムの更新に加え、影と反射のレンダリングのメカニズムも改善され、SSCS(Screen Space Contact Shadows)とSSLR(Screen Space Local Reflections)の技術が実装されました。どちらの効果も類似した原理で動作しており、画面空間の各ピクセルに対してレイ(光線)を投影し、シーンの「奥行き」となるフレーム内のオブジェクトとの交点を探そうとします。その結果、これはある種のレイトレーシングに変換されます。コンタクトシャドウの場合、カメラ付近ではごく短距離、地平線上では何十メートルも光源方向に光線が投影されます。これにより、観察者の近くの小さなオブジェクト(石や草など)から遠くの巨大な山や岩まで影を描くことができ、古典的な影の描画技術を補完および改善することで、コンピュータリソースの節約が可能となりました。これにより、例えばシーンの奥行きに関するデータが十分なため、CPUに追加の情報を用意する必要がありません。アップデートされたローカルリフレクションの追加により、多くの制限があった以前のSSPR技術を置き換えました。これには、CPUによる追加の計算が必要であり、画面上に反映される反射する表面の数、でしか反射することができない、水面の不正確な反射などの制限が存在していました。新しいSSLR技術は、これらの欠点を完全に排除し、どのような構成でも、あらゆる種類の表面に対して実直な反射を描くことができます!このアルゴリズムは、コンタクトシャドウと同じロジックをなぞりますが、今回からは、意図した反射の方向に長い光線を追加しました。どちらの技術も、TAAテンポラル・アンチエイリアシング、またはNVidia DLSSやAMD FSR 2.0のような高度なスムージングと併用して初めて機能します。最高の品質と最適なパフォーマンス実現のためには、数フレームにわたるアルゴリズム結果の蓄積が必要となる技術的なニュアンスを実装しなければなりません。どちらの技術も、更新されたグローバルイルミネーションのシステム機能を補完することによって、数多くのディテールで画像が埋め尽くされる結果となります。 モーションブラーとグレアアップデート0.14.0では、画像のポストプロセスの段階を改良し、新しいエフェクトを追加しました。これらは写真やビデオ機器の不完全性をシミュレートし、コンピュータのリソースをわずかに消費することにより最終画像をより現実的なものに近づけます。『CROSSOUT』の戦場にモーションブラー効果が登場しました。シーンをよりダイナミックにし、ゲームプレイをよりスムーズで楽しいものにするためにデザインされています。バトルでのゲーム体験を損なうことなく、映画的な演出を加え、スピード感を最良な形で伝えられるような慎重にエフェクトを調整しました。プレイヤーの皆様は、グラフィックス設定でモーションブラーの強さを自由に調整することができます。さらに、カメラレンズ内での光線の屈折をシミュレートするという、レンズフレア効果を追加しました。この効果は、明るい光源をより自然に表示するために使用され、あらゆる光学カメラのレンズの特徴である複雑な形状のグレアを作り出します。また、ヴィネッティング(口径食)は、カメラの絞りによる陰影の効果を画像の縁に沿って再現することができ、フレームに表現力を与えて芸術的な印象を与えるとともに、光のアクセントを追加することができます。また、ブルームエフェクトを完全に作り直しました。以前は、コントラストを使用してシーンの画像をスケーリングするという単純な手法を使用していましたが、これではブルームエフェクトがほぼ隠れてしまい、低いクオリティと低い解像度というとても中途半端な結果を導き出していました。現在は、カメラの露出を考慮して画像を準備し、重要度を変更しながら段階的なガウシアンぼかしを適用しています。これらの繊細な最適化と最新の技術の使用により、異なるテクスチャの非常にシネマティックなハイライト(濡れた表面の小さなグレアから、爆発の眩しい閃光など)を以前と同等のパフォーマンスコストによって実現することができました。皆様は、太陽の光に照らされた装甲車両のクロームや塗装された車両のパーツに、写真のようにリアルなハイライトが反射されていることに気がつくでしょう。今回は以上となります。次回は『CROSSOUT』のサウンドと視覚的効果の大型な更新に関する別の「開発ブログ」を公開する予定です。お楽しみに! 2022/10/12 17:00