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NOTICE PC PS 2018/07/05 13:10

マップ「名も無きタワー」のパノラマ


モーチュアリーが無人となっている間、巨大な未完成のタワーが現れました。 大災害が起こる前に街にいた人々の誰しもが、
このような恐ろしい建物を見たことがありません。 そんな建物より恐ろしく、自暴自棄となった冒険者や探検家を魅了している
この建物は、何かを彷彿とさせるようなものでした。


モーチュアリーに戻ってきた人々にとって、このタワーは神聖なシンボルとなりました。カルトがそのタワーの周辺に現れ始め、
信者たちは付近の破棄された建物内に住むようになりました。 おそらく、タワーのふもとにある小山の1つを掘り返し、荒れ果てた
ドームを発見したのは彼らでしょう。 そして、その中心地にある忘れられた原子炉にエネルギーを供給し起動させたのです。
タワーの周辺では多くの根も葉もない噂が生まれました。ある者は、この街が最終的に再び緑に覆われ、 命取りとなっていた異常な
”何か”が消えたことに感謝し、またある者は、この原子炉はそんなに害があるものではなく、 人々の生贄によって作動するものだ、
と主張する者もいます。そのため、この地区を復興するためにかかるコストは計り知れません。 また一部のルナティックは原子炉が
名も無きタワーにエネルギーを供給するのは、タワーを更に高く成長させるためだと考えています。


様々なクレイジーな考えが飛び交っている中、後者の意見を主張する者たちが最も頻繁に谷の周辺を巡回しています。
また、自分たち自身をスカイゲイザーだと誇らしげに主張しているカルトによってこの主張が支援されているのです。
彼らは人間は原子炉を維持させる必要があり、血が染み込んだタワーがゆっくりと高くなっていくのを辛抱強く待つべきである、
と信じているのです。伝説によれば、巨大な建造物が空に到達し、誰かがこの建物をてっぺんまで登り、セパチャーとして
雲から下界を眺めた時、世界は再びカオスに支配されると言われています。しかしこれは、更に致命的なものです。


しかし現在では、この身のすくむような街の一部分は荒野のレイダーたちの絶好の場所となり、 多くの生存者たちが隠された宝を
探し求めてその場所に突撃しています。 特にこのタワーの謎が彼らの興味を引き付けていることは、驚くべきことではありません。


タワーの伝説


モーチュアリーを最初に訪れ、自分の目でタワーを見た最初のレイダーは、「ブラックブル」のビルだと言われています。
彼らには、死んだ街の奥深くまで突き進んでいく理由があったのです。ギャングたちは、ケリー・グレースと彼女のピンク色の
キャデラックが残した跡を追っていました。そう、ケリーと言えば、荒野で最も美しい女性です。金色のカーリーヘアー。
輝く瞳。高飛車である美しいこの女性が居住地から逃げ出したため、ブラックブルはコインを数枚受け取って
彼女を引き戻すことに承諾しました。


ケリーが残した跡が、ギャングたちを直接タワーのふもとまで導きました。ケリーはタワーの中へと入り、ブルは数人の友人を連れて
彼女を追いました。残りのレイダーたちは、タワーのふもとで三日三晩待ち続けていましたが、タワーから戻ってきたのは
ブルだけだったのです。彼の瞳は正気ではなく、話す内容もはっきりしないものでした。


ブルによれば、ケリーの足跡は彼らをタワーの中心にある、空までまっすぐ続く鉄製の垂直の階段まで導いたそうです。
彼らは長い階段を登っていきました。ブルと一緒に登っていた者たちは全員落下し死んでしまいました。
そして彼、ブラックブルだけが平らな頂上にまで辿り着いたのです。しかしケリーはそこにはいませんでした。
彼が頂上の端から見たものは、足場に残っている古い金具に引っかかっていた、彼女のドレスの裾だけだったのです。


タワーの頂上から、ブルは夜の光で溢れている街を見下ろすと、道路は車や人で溢れていました。
まるで大災害が起こる前の世界のように。


ブルが頂上まで辿り着き、それから地上まで下りるのに実際どれくらいの時間がかかったのかはわかりません。
その時間は永遠のようだったとブルは話します。レイダーたちは、ブルは世捨て人になり、
荒野の隅っこで長い間一人ぼっちで住んでいた、と話しています。



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