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NOTICE PC PS 2020/07/08 17:15

エルヴィナ



最後の生き残り、ステッペンウルフの告白


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ステッペンウルフの一員となった、エルヴィナの口述をもとに書かれた彼女の伝記。

子供の頃からずっと、一番大きなあの白い家を覚えている。幼少期の俺には宮殿のように見えた。
俺はそこに迎え入れられ、お袋を手伝い、主人の娘と口を利くことさえ許されていた。
でも、その家は俺たちのものじゃなかった。お袋がメイドとして働いていただけだ。

俺たちは...良い暮らしとは言わないが、まあ、幸い誰にも傷つけられずに暮らしていた。
その家の主人は一人で娘を育てていた。彼女は優しい子で、俺たちは友達だったと思う。
おそらく、もう生きていないだろうけどな...。

『CROSSOUT』の少し前に主人がやばい連中と揉め事になり、その連中が俺の友達を誘拐したんだ。
奴らは身代金を要求してきた。あまり覚えていないが、そこで何か問題が起きたんだ。
そして、そこから悲劇は始まった。主人は、俺たち全員をプライベートジェットでどこかに連れて行こうとした。
友達の居場所を尋ねても彼は答えてくれなかった。分かりっこないが、もしかしたらまだ生きているかもな...。

脱出なんて到底できなかった。飛行機に乗り込んだ途端、武装した奴らに囲まれた。
奴らは飛行機と俺たちが持っているものすべてを要求してきた。そこに兵隊が来て、
みんなをぶっ放し始めて...お袋は死んだ。これは...この出来事は今でも思い出したくない。

俺は軍隊に連行された。笑えるよな...俺は孤児院に送られるのが怖くてたまらなかったんだ。
世界が今みたいになるとは想像すらしていなかった。完全に崩壊してしまった。お袋を埋葬することも、
友達に別れを告げることもできず、主人がなぜ娘のために身代金を払わなかったのかも分からず…
何年も経った今でも苦しみが残っている。一生癒えることはないだろうな。傷だけが残り... この傷の痛みを紛らわすものは何もない。

もうお袋の顔は覚えていないが、彼女の瞳は今でも夢に見る。

すべてを失った時、中尉がやって来て兵隊のキャンプから俺を拾ってくれた。
彼らは良い人たちで、俺に飯を食わせて世話をし、寝る時には話を聞かせてくれたりもした。
彼らの小隊にも、ほぼ誰も残っていなかったのに。

俺は生き残った。中尉が…アイアンハンドが俺を救ってくれたおかげで今の俺がある。
過去は変えられない。だが、俺はそれを心の内に封じ込めたんだ。だから前に進める。

俺はアイアンハンドと行動を共にする。そうすると決めたんだ。

「エルヴィナ」のポートレートは現在獲得可能です。
ファクション「ステッペンウルフ」で名誉レベルを7にすることにより獲得することができます。
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