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NOTICE PC PS 2019/03/13 16:15

リナ


アクセスレベル:低

探検家「Stetson」が話した、ルナティックの戦士であるリナと会うことができたという陳述。

その年私は、私達の移住地からさほど離れていない場所で他の生存者達に強盗を働いたレイダーの痕跡を見つけた。
そして彼らの隠れ家に入ろうとした時、私の首元にナイフが突きつけられた。

「私を見ろ!」とかすれた女の声が言った。

ゆっくりと振り返ると、ルナティックの服を着た背の高い女がそこにいた。彼女の眼が私の顔をじっくりと見た。

「お前は誰だ?」
「旅人だ」と、私は嘘をついた。
「でしょうね」と、彼女は鼻で笑い、私のことを観察し続けた。「どうしてお前は、奴らのアジトに向かおうとしているんだ?
お前は奴らの仲間なのか?」
「彼らは私の敵だ。」

ルナティックの女は、私の嘘が全部お見通しのような大声で笑い、私に押し当てていたナイフをゆっくり収めた:

「一足遅かったようね、もうここには誰もいないわ。勇気があるなら、登って自分で確かめるといいわ。」
「君が全員殺したのか?」私は慎重に尋ねた。ルナティックはまだバトルでの興奮が冷めていないようだった。
「家族の問題よ」と、言ったルナティックの顔が笑顔に変わったが、もう彼女は私の顔を見てはおらず、
代わりに茶色の刀を調べていた。
「『CROSSOUT』が発生した後すぐに、私の家族は、この異常者達によって命を奪われたの。一人残らずね。
しかも、私が彼らのリーダーの目を見たというだけの理由でね。太ったイカレ野郎は、たった5歳の子供を怖がらせて喜んでいたわ。
臭くて不潔な豚め!」と、言った後、ルナティックの女は刀を拭いて、彼女の背中に戻した。「今度は奴自身が、心の底から
恐怖を感じる番だ!」
「どうやって君は生き残ったんだい?」しかし私は、彼女が何を言うか分かっていた。ルナティックの女は私の質問に
答えるのにためらっている様子で、まだ本当に自分の復讐を成し遂げたことが信じられないようだった。
「ピートの仲間が助けてくれたの。彼らは私の面倒を見てくれて、この世界での生き残り方を教えてくれたわ。
これは私の復讐だった、だから一人で来たの。」それはまるで、彼女は感情のままにここまでやって来て、
復讐が終わった後に、落ち着いたようだった。「これがルナティックに手を出した者の行く末よ。たった一人の仲間のために
何百人もが復讐にやってくるの。」と彼女は私を真っ直ぐ見ながら言った。

ルナティックの女は去って行き、私はレイダー達のアジトに潜入した。そこで私が見にしたものは、大虐殺以外の何でもなかった。
血まみれのリーダーの傍らには、走り書きで名前が書かれていた。そして、同じように書かれた名前がアジトの壁中に書かれていた。

一言。

「リナ」と。

ルナティックからリナのことを耳にすることがあると、私はすぐにあの時の出来事を全て思い出す。

E. Stetson


「リナ」のポートレートは現在獲得可能です。
ファクション「ルナティック」でレベル7に達することで獲得することができます。
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